アースリズム協賛出店取材企画 Vol.9

「未来に残る家を、土に還る素材でつくりたい。」
アトリエ藁
大森 知子さん
株式会社イエステージ
和田 靜佳さん
アースリズムが大切にしている「自然や体と向き合うきっかけをつくる」という考え方に共感し、今回出展させていただくことになりました。きっかけは、空き家再生などを手がけるイエステージの和田さんからご紹介いただいたことです。素材や環境への向き合い方など、私たちの取り組みとイベントのコンセプトが重なる部分が多いと感じ、ぜひ参加したいと思いました。
私は普段、土に還る・呼吸する素材を使った建築や空間づくりを行っています。日々の暮らしの中で、住まいの環境が人の健康や心に与える影響はとても大きいと感じているので、このイベントを通して、住まいについて少しでも考えるきっかけを届けられたら嬉しいと思っています。
私が人や地球に優しい家づくりに関心を持つようになったのは、「自分たちがいなくなった後、この家はどうなるのだろう」と考えたことがきっかけでした。せっかく建てる家が、将来“負の遺産”のような存在になってしまうのは悲しい。できるだけ土に還る素材を使いながら、長く心地よく暮らせる家をつくりたいと思うようになりました。そこで自宅は実験住宅として建て、断熱材には麻を使用したヘンプクリートや藁で作ったストローベイルを使用。田植え、稲刈り、竹林で竹炭を焼いたり、山に柱となる檜を見に行くなど、素材選びから一つひとつ試しながら家づくりを行いました。
実際に暮らし始めてから2年ほど経ちますが、結露は一度もなく、室内の湿度も年間を通して40〜60%程度に保たれています。家は見た目がきれいでも、壁の中にカビが発生していることも少なくありません。だからこそ、普段は見えない部分こそ大切にしたいと考えています。
当日のブースでは、建築素材を使用したクッションやアート作品などを展示・販売する予定です。断熱材や自然素材に実際に触れていただきながら、「家ってどういう素材でできているんだろう?」と少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。アースリズムでの出会いが、住まいや暮らしの環境を見つめ直すきっかけになればと思っています。
